自然と顔が近づく。


太陽ともっと近くなりたい。
大好きだよ。
心のどっかでずっと
会いたくて仕方なかった。

目をつぶる。
優しい暗闇。
心地よい鼓動。
重なる体温。



ちゅ……



キスと呼べるかもわからない
幼いくちづけをかわした。


「……な、なんか変だな。」

「そ、そう…だね…。」


照れ笑うわたしたち。
幸せってこういうことかな。



「おーいそこの中学生ー。」


「えっ…」