ここは過去でもない。未来でもない。 いま、私が行きたいのは雪夜のところ。 M高へと足が動く。 『これ、つくってあげたのよ。 タイムドロップ。』 なんて、嘘。 これはただの飴。 私が欲しい言葉をくれるのは たぶん雪夜だけだから。 私の目を冷まさせてくれるのは 雪夜だけ。