なにこのチャラ男は!

なんて思ったけど
彼はちょっと天然で
素直なだけ。

それに、単純に嬉しかった。


それから少しずつ仲良くなって
家族の話をするようにもなった。

「弟を傷つけた過去、全部なくなればいいのに。」


力なく笑う彼に
どうしようもなく胸が痛んだ。