それから数ヶ月がたった。

両親は離婚。

俺は母さんについていき
川崎雪夜になった。

「お兄ちゃん?お母さん?
どっか…行っちゃうの?」


涙をこらえながら
太陽を抱きしめる母さん。


「やだ、行かないでよ、お母さん、お兄ちゃん」

「やだ、やだっ……」


幼いながらも
太陽はきっとわかってた。
離れ離れになるってことを。