「今日も朝からお疲れ様。」 私の同期で大親友。 内藤稀。22歳。 「うん…。」 「気にしない!誰にでも 失敗はあるでしょ?」 「まれ~ありがと~」 『内藤。甘やかすな。 彩は失敗が多すぎる。』 「は~い。部長もそろそろ 彩の苗字覚えたらどうです?」 『読めねぇ。』 「小鳥遊(タカナシ)ですぅ…。」 『ふ~ん。読めねぇ。』 1年も同じ部署で過ごしてるのに 苗字を覚えてくれない部長。 そのため私はいつでも[彩] と、呼ばれる。