結局。



数学の補習はキッチリ受け
その後アタシと有音は
生徒指導の教師から
髪の件でミッチリ説教された。
(有音も金髪。)




まぁ
ほぼいつもの日課だ。




それにしても…




妃「すっげぇ説教長い」



1時間以上の説教を延々と聞き
グッタリしながら職員室を後にする。



有「だよなー。たかが金髪の1つや2つ、別にたいした事ねぇのによ」


妃「アンタほど金髪だったら、たいした事あると思うけど」



アタシ以上にキンキンな有音の髪色は
高校生にしては
そりゃダメだろとは思う。



心「お疲れー」



教室に戻ると
心が携帯を弄りながら待っていた。



妃「まだ帰ってなかったんだ」


心「うん。彼氏待ち」



あ。彼氏ね。

アタシには無縁の待ち合わせだ。