・・・・・・・・アレ?



妃「痛く…ない」


遥「落ちてないんだから当たり前」


妃「△※○×■!?」



すぐ後ろから雪城の声。
そして腰にまわされた腕…


燦に乗ったまま
後ろから雪城に支えられている状態だって事にゾッとした。


…ありえんッ



妃「は、離れろ!!!」


遥「おいッ危ねぇだろ!暴れんなッ!」


妃「腹を触るなァァァ!!変態!!!」


遥「わかったからッ!ストップストップ!!」



窓際で暴れまわる事、数分。

ようやく中に入る事が出来た…。



遥「まったく…。初めから降ろそうとしてたのに、変態扱いされるとは」


妃「それは申し訳なかったよ…」



一瞬パニックだったんだよ。
身動き出来ない状態で
後ろから密着されたら
イヤでも抵抗するって。



遥「妃芽ちゃんは本当に危なっかしいね」


妃「うるさい」


遥「いつも常に喧嘩してるし」



好きで喧嘩してる訳じゃないし。