姫さまvs王子さま

遥「テメェがどの女を喰おうが知ったこっちゃねぇけど、間違ってもその女に手を出すんじゃねーぞ。さもなければテメェの命、潰してやる」


不良「…くッ」



まさかの校長の息子とはあるまじき発言を連発した雪城遥聖。

言うだけ言って満足したらしく
胸ぐらを掴んだまま
不良野郎を突き飛ばした。


恐るべし支配者。



立場がなくなった不良野郎は
『覚えとけ!』なーんて言いながら
その場から逃げていった。



有「さすが雪城遥聖様だな…」



感心してどーすんの。



遥「妃芽ちゃん大丈夫?」


妃「平気…」



また仮を作ってしまった。
まさか2回も助けられるとは
思ってもみなかったのに…。



心「妃芽、行くよ」


妃「あー…うん」



心に連れられ
アタシはそのまま保健室に直行した。