『琉依、病院行こ…』
「…まだ…かそ…」
『火葬まで出る必要ないねん…琉依の体、いたわって』
「ん…」



『夏稀ごめん、病院連れてく』

病院に行くため

保険証を取りに家に帰った




『琉依っ』

家に帰るとお母さんがすごい怒ってた


『お母さん
琉依、病院連れてくから
保険証っ』

『えっ?あ、ハイ』
『ありがとう』



保険証を受け取ると
知夏はデカイ琉依を抱え通りに出た


パ――

後ろにクラクションの音が聞こえた



『――――――?!
パパさんっ!!』