小指に繋がる一本の糸









もし
侑也のケガが事故じゃなくて


琉依の言葉による自殺やったとしても




知夏は

侑也との恐怖をわかってくれた琉依に感謝する




琉依

ありがとう







ガラガラ…


ドアを開けると

ベッドに侑也が寝ていた




『…知夏』


藍もいた




『なんで来たん?』


冷たい声



「ちょっ…藍」

侑也が止める



『るーちゃんも…なんで来たん?』


「藍こそ
なんでここにおるん?」



『藍が侑也の彼女やから』



「ふぅん
そぉゆぅ男か…」

『はぁ…』



知夏の目には涙