ガチャ
『ご飯出来たで』
『「はぁい」』
下に降りるとパパさんがお酒飲んでた
『こんばんわっ』
「こんばんは………っぷ…」
なんでこの人こんな酔ってるん…?
ご飯は意外と普通…?
「ごちそうさま」
琉依は食べ終わるとすぐ上にあがってしまった
『ごちそうさまでした
ママさん、手伝います』
『知夏ちゃん
ありがとう』
知夏は食器洗い手伝った
しぃちゃんはお風呂掃除に行った
すごい平和に見えたのに…
02階でトランプしてたら急に
『いやぁあぁ…っ!!』
『ママっ』
「始まった…」
『しぃちゃん、ここおってな?』
『うん』
知夏と琉依は下に下りた
『いやぁあぁ…っ!!!』
『ママさんっ大丈夫ですかっ?!』
『やぁあぁあっ!!』
ママさんはただ叫ぶばっかり
『こっち来て下さい』
「頼む」
『うん』
ママさんをリビングから連れ出した
泣き叫ぶママさん
リビングからは
パパさんと琉依の言い合う声が聞こえた
「ナイトのつもりか?」
「やめてや、もう」
「なにを?」
「こうやって暴れんの」
「俺だって暴れたくて暴れてんじゃねーよ」
「それでも親なん!?」
「うるせぇんだよ!!」
――――――ガシャァン!!
『いやぁあ!!』
『ママさん、大丈夫です
落ち着いて』
『知夏ちゃんっ
琉依が…琉依を助けてっ
琉依が…このままじゃ琉依は殺されるっ』
『わかってます
その前に01個だけ
ママさん、働く気あります?』
『働こうと思えば働けるけど…』
『そうですか
わかりましたっ』
知夏は少しだけママさんに微笑んで
リビングに入った

