そぅいえばよく怪我してたような…



「今それが関係あるんすか」




『そうですよ
関係ないですよね』





「…それで?なんで殴った?」


『先生、そんなんむかついたからに決まってるやん』


「大人に対してむかついたからとかそうゆう…」

副担が手ぇあげた瞬間
知夏は副担の手ぇねじりあげたった




「おいっ…」

「すげぇ…」

『何見とれてんの?
知夏そんな輝いてる?』
「え、別にっ」



『あのさぁ先生
知夏はなぁ、あん時警備員さんが手ぇあげたことが許されへんかってん
自分のこと大人ゆぅて権力ふりかざしてるくせに、自分の思うようにいかんもんは暴力でねじふせようとする
そうゆう大人に釣り合うようなケンカしたろうと思って
先生も勝たれへんのに知夏に暴力ふるうのやめた方がいいで』



「お前っ…」


副担だけが知夏を睨んで

他の先生はじっと知夏を見つめてた




『間違ったことしたなんて思ってないから
…琉依、行こ』

「うん
先生、俺も知夏の言うとおりやと思う」




大人なんて嫌いや…