たくさんの日々が過ぎた


――――――中学02年、05月




時が流れるのは早い


もぅ
琉依と付き合い始めて01年


ちょうど
01年目の日


『ちーかっ』
『夏稀っ』
『これ、あげる』

ミサンガ…?

『琉依とお揃い
手作りやでぇ?』
『まぢっ?!
ありがとう』
『いーえっ』


ミサンガなんて
久しぶりに見た



小学生の頃は
藍と唯と夏稀とあたし

04人でお揃いつけたっけ…



懐かしいな…


もぅ考えられない




琉依とは
それなりにうまくやってる


好きって気持ちは大きくなるし

ちょっと進展した



ケンカもしたしさ




『琉依ってさ、キス上手そうやな』
『は?!』
『顔赤くすんなよっ』
『ごめん
てゆーか…なにそれ』
『だって…今日するやろ?』
『何を?』
『エッチ』
『待ってよ
何勝手に…っ』
『だって01年やし』
『…』
『キス上手い人はエッチも上手いから大丈夫やでっ』
『夏稀、恋愛の達人気取るなっ』
『でも初体験はあたしのが先やん』
『あたしのが先…』
『そやっけ?…まぁ大丈夫やって』
『てゆーか…
ほんまはさ…そぉゆぅの、今はあんまり気進まん…
琉依のことは好きやし、するのが嫌なわけじゃないけど
レイプに遭ってから…なんかそぉゆぅことに関しては敏感になっててさ…
怖いし…
フラッシュバック?ってゆぅんかな…
思い出しちゃう
…侑也とのこともあるし』
『そっか
知夏は侑也とヤったんや』
『その言い方やめようや』
『ごめん
けど終わったことは仕方なくない?
知夏も、琉依とエッチ出来たら全部忘れるんちゃう?』
『そんなもん?』
『あたしは大丈夫やったけど』


そぉゆぅもんなんかな…