『あたしはさ、琉依と01緒に住んでるじゃん?』
そぅ
あたしはまた
仲内の家に戻ったんだ
『うん』
『ずっとそばにおって、なんでもわかってるつもりやったけど…実際、琉依のことなんて全然知らんかった
無力やし、恋なんて…人を愛した自分がバカみたいでいつも死にたくなる』
『でも死なれへんのやろ?』
『そぅ
侑也を思い出すから』
『侑也の死は…結構ダメージ大きかったよな』
『うん…
実際…あたしの中ではまだ…』
『死んでない、か』
『そ
色々ありすぎるよな』
『疲れる』
『うん』
夏稀は今
あたしの01番の理解者
どんな気持ちでも分かち合える友達
『そぉいえばさ…』
『ん?』
『琉依の嫌がらせ、エスカレートして、いじめにまでなってるらしいよ』
最近
るーちゃんって呼び方やめて
琉依って呼ぶようになった夏稀
『いじめ?』
『うん
背中にヤキ入れられたりしてんだって』
『うそ…』
『知夏、聞いてない?』
『うん…』
結局あれから
レイプに遭うことも
嫌がらせされることも
01度も無かった
そのかわり
琉依が酷い目にあってた…?

