「ふん~ン」
「…。」
「じゃぁ、授業始まるから戻って…ね?」
「うっうん…」

こんなキモチで瀬野に話しかけられても……

「……木」
「…ら木」
「櫻木っ!」
「はっ…はいっ」
呼んでたのは瀬野だった
「なに?」
「ノート…貸して」
「いいよ」

そうか…昨日、瀬野休んでたんだっけ
「お前のノートきれいだな」
「あ…ありがとう」
「分かりやすくていいよこれからも借りるな?」
「うん!」
私は瀬野が言ったが頭にこだまする。
もっと瀬野が笑った顔がみたい………………。

ハッ………
私なんで
ドキドキ…してるの
私もしかして
瀬野のコト好きなの?
「うん?どーした?」
「へへへぇ別に」

瀬野…好きになっても
いいですか?

私を選んでくれますか?