「さっき外でボールぶつけたのは悪かったって。ちゃんと謝ったんだから、許してくれよ」 そう言った彼の顔は、本当に困っているような表情で、私は少し焦った。 「別に、違うけどっ…」 私が慌ててそう弁解すると、 「マジ?よかったぁ」 彼はすぐに安堵した。