生き続ける-消えない思い出-



なのに、その人は私の、精一杯の言葉をスルーして言った。


「俺に…恨みでもあんの?」



………


「は?」


う、恨み?
何それ意味わかんない……



私は思ってもみなかったことを言われて、今度は私が、“せりざわ”の顔を凝視してしまった。