「おい、お前さあ…」 今度は片手にボールを抱えながら、私の目の前へ来るなり急に話しかけられる。 私は緊張と罪悪感で、目が合わせられない。 あー怒られるよ…… 勝手に入るなとか言われるんだろな… 早く謝って早く帰りたい…… 「ごめ…んなさい」 思い切って私は彼に謝罪の言葉を述べた。 のに、