生き続ける-消えない思い出-


はい?


「気まぐれ…ですか」



何とも言えない顔をしているのが自分でも分かった。

そんな私の顔を見てすかさずシャッターを押そうとする部長。


が、その瞬間すこし強い風が秋の空から教室に入ってきて、結んでいなかった淡い水色のカーテンが大きく揺らめいた。

私は水色の世界に入った。
3秒間くらい。



カシャッ