- 蒼side -



水野が教室から出て行くと同時に、俺は勢いよく壁にもたれ掛かった。



「な…んで、」


片手で頭を抱えながら、俺は唇を噛み締めながら言う。


「俺はなんで……なんで水野を責めたんだよ…っ」



あいつは…何も悪くない

あいつは、何も知らないだけだったのに