「…んで……だよ…」 「蒼?」 蒼が何かを呟いた。 もう一度、“蒼”と呼ぼうとしたその時─────────── 「っ…なんっ…でバスケ部んとこ行ったんだよ!!!!!!!」 狭い教室に響く怒鳴り声 それはまさしく、蒼のものだった。