「ふぁぁ~」


ベッドから下りて伸びをする。


よく眠れなかった


双子だからかな?


いつも一緒にいたから、いないと不安だよ‥‥ナオ


カーテンを開けて、窓から射す太陽を見る。


「今日も‥帰って来ないのかな」


着替えて、リビングへ行くとハルがエプロンをつけてケータイをジッと見つめていた。


「おはよう、ハル」


「あ、マナちゃん。おはよう」


あたしが挨拶をすると、サッとケータイを後ろに隠してニコリと笑った。


「ナオは‥‥まだ帰ってない?」