「二度と、俺に関わるんじゃねぇ」 でかい目を細め、睨まれる。 俺は石になったみたいに、動けなくなってしまった。 これが、これがあの白龍の総長‥‥! 俺を、助けてくれた‥‥! だけど、今のコイツの目に俺は映ってはいなかった。 あぁ、この眼‥こいつだったんだ。 あの時と同じだ。 目の前にいる俺に目は向けられているのに、心は俺を見てねぇ。 「今度、俺に関わってみろ」 再び、低い声が静かな倉庫に響く。 「白龍がお前らの相手になると思え」