「白龍の総長を名乗る女が、倉庫に現れました!」 !!? 白龍‥‥だとっ!? 俺は、乱暴に冷蔵庫を閉めて部屋から飛び出た。 あいつが‥‥あいつが来たのかっ!? 逸る気持ち‥‥いや焦る気持ちを抑える。 急いで階段を下りて、倉庫の入口へ向かった。 「はぁっ、はぁっ‥‥」 言葉を失った。 倉庫には約30人弱いた。 それが、全員やられていた。 男の屍が周りに散らばる中、頬についた血を拭いながら凛と立つ女。