「うん。下の奴らも動かしたし、後つけようかなーとか思ったんだけど邪魔が入るんだよね。毎回。どーやら、ただの女の子じゃないみたいだね」 「‥‥」 イライラが募り始める。 冷蔵庫から、もう一本ビールを取り出そうとしたとき響いたドアが揺れた ―――――ドンドンっ 「スミマセンっ!総長いますか!?」 「どうした。入れ」 「失礼します!」 下のやつが、息を切らして入ってきた。 なんだ? 「あの!はく‥‥はく‥‥!」 「は?吐く?」