「ナオさんは、マナちゃんのことになるとすごいからね」


「それ以上言わなくていいよ‥‥」


女装から、本来の姿に戻ったナオが顔を赤らめながら食卓に着く。


あたしは、鍋の準備をしながらナオを見た。


いつも通り、ハルと話すナオ。


あたしにべったりで、すごくウザい


けど、とっても優しい


だから、あんな怒った顔をしたナオを見てショックを受けてる自分がいる。


それと、謝った時のナオはすごく小さく見えた。


「マナー、飯まだぁ?」


ナオがご飯を催促する。


「うん、もうちょっとー。って白菜がないじゃん!」