すごく小さな光が、眩しかった


「さぁ、アイツは何階にいるんだろうな」


まるで自分が入ってきたことが相手に分かるようにマフラー音を鳴らす。


そして、勢いをつけるためにぐっと右足に力を込めて前へ出た


ガタガタと揺れながら階段を上っていく。


あー、これほんとに苦手なんだよ‥‥


ケツ痛ぇ‥‥


ドキュっという音を立てながら2階という表示を無視して更に階段をバイクで上っていく。


言葉ではああいったものの本当は何階にいるかなんてわかってた。


「4階‥‥だよなぁ」


急な階段で後ろに落ちていかないように体重を前へかけた。


俺がこれすんの苦手なことわかってて、ここを選んだってことだったら更に腹立つな。