「俺はあの人に報告してくっから」


「了解、じゃあ俺面(つら)でも拝ませてもらおうかな」


「やめとけって、あとで何されるか分かんねぇぞ」


「心配ねぇって」


「でも、この女気絶させた奴あの人にボコられてたぜ?」


あの人?


この人たちの上に、誰かいるってことはもっと多い人数がここにはいるのかな。


それに、あたしの顔を見るってことはあたしにとってこの人は知らない人達。


「誰‥‥?」


思わず、声が漏れてしまった


「ま、とりあえず報告してくる」


「話すくらいならいいだろ」