足をジタバタさせてみるけど、首が締まっていくだけでもっと苦しくなるだけだった。


「ふっ‥‥うぅ‥‥」


ダメだ、目の前が霞んできた‥‥


「マナちゃん!」


あたしの後ろからぞろぞろ出てくる男たちを殴り飛ばしながら、少しでもあたしに近づこうと歩みを進めるもそれを遮る壁が多すぎる。


「クソっ、どけ!!マナちゃんっマナちゃん!!」


遠のきかける意識の中で、何度もあたしの名を呼ぶ声


その声に応えようと、目を開けた時に見えた光景。


彼の背後に、棒を持った男が笑っていた‥‥‥


危ないっ!!


離せ、離せっ!