「じゃあ、どうしろっつんだよ!!」


俺とケイタとレオは顔を見合わせて頷いた。


俺の考えていたことは、こいつらも考えていたようで


「あんじゃん、ひとつだけ確認してない場所」


ケイタの一言でゆっくり黒龍が俺たちを見る。


「どこだ‥‥」


ぽつりと、動かない唇が言葉を紡ぐ。







『______』






俺たちの声が重なるのと黒龍が息を飲むかすかな音だけが病室に響いた