「落ち着けよっ」


ケイタと黒龍の間に入り2人を離す。


軽く呼吸困難に陥っているケイタの背中レオがさする。


「俺のたった1人の妹‥‥‥どこやったんだよ‥‥‥」


しゃがみこみ、黒龍が吐いた弱音。


俺たちを包む静寂。


吹き込む風は俺たちの心も素通りしていく。


「そういえば」


ケイタの背中から手を離し、黒龍ではなくその後ろを見ながらレオは





「いつもの金髪はどうした‥‥‥?」