「固まってないで、なんか言えや」


片手で胸ぐらを掴まれる。


「し、知らねぇよ。どういう意味だ」


マナ?居場所?


一体何を言ってるんだ、コイツは‥‥


「しらばっくれると、前みたいなのじゃ済まねぇぞ」


やべぇ、コイツ目がマジだ。


ぎりぎりと、締められる首に眩暈がする。


「だから‥‥っ。知らねぇんだって!」


その腕を振りほどき、酸素を取り込む。


全力で振りほどいたつもりなのに、大して吹っ飛びもせず軽く2、3歩後ろに退かれた。


そして、俺を庇うようにレオとケイタが前に出てくる。