めちゃ、いい席じゃん!!
あたしの前には、緑の頭をした男の子が寝ていた。
あたしが椅子を引いた音で目が覚めたのか、目をこすりながらあたしを見る。
「ゴメン、起しちゃった?」
「ん‥‥別にいい」
「そう、あたしマナ。あなたは?」
少しボーっとした後に。
「なんでもいいよ。好きなように呼んで」
「え?ちょ、なにそれ」
「寝坊助でもいいし、寝たろうでもいい」
そう呼ばれてたのか
「友達になろうってのに、名前教えてくんないとわかんないよ!」
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