「そうだね。ちなみにマナちゃんと俺一緒のクラスだよ?」


「本当!?」


周りが男ばかりと聞いて、友達100人どころじゃなくなったのですごく嬉しかった。


「毎日、迎えに行くね」


「いいの!?」


「心配だしね」


「ありがとう」


ハルはニッコリ笑って、あたしの頭を撫でた。


同い年のはずなのに、なんだかお兄ちゃんみたいだ。


ナオとは全く違うけど。


教室に着いたあたしたちはそれぞれの、席へ座った。


あたしは、窓際の一番後ろ。