「そんなに知りたい?」 なるべくマナの口調で話す。 『!?』 後ろから、聞こえたハルのため息は気にしない。 「ハルを倒したら、いいよ」 親指を後ろに向けて、ハルを示す。 『え?』 俺以外全員、驚いていた。 もちろんハルも 「え、ナオさん?」 「じゃ、後は任せた」 半ば無理やりハルに押し付け2人の間を通り抜けようと思ったけど、行けなかった。 だから、俺に飛んできた拳を軽くかわして通り過ぎた。