シスコン総長VS溺愛総長!? 1R


「そんなに知りたい?」


なるべくマナの口調で話す。


『!?』


後ろから、聞こえたハルのため息は気にしない。


「ハルを倒したら、いいよ」


親指を後ろに向けて、ハルを示す。


『え?』


俺以外全員、驚いていた。


もちろんハルも


「え、ナオさん?」


「じゃ、後は任せた」


半ば無理やりハルに押し付け2人の間を通り抜けようと思ったけど、行けなかった。


だから、俺に飛んできた拳を軽くかわして通り過ぎた。