マナの通う学校に着くと、すぐにハルと合流した。


「ナオさん!」


「おぉ、ハル。マナは?」


走って来たのか少し息が上がっている。


「いえ、まだ来てません」


「そか、じゃあ乗り込むか」


歩き出す俺と、後ろから2、3歩遅れてついてくるハル。


「どこにいるか、見当はついてんのか?」


「いや、それが全く‥‥」


んー、そりゃ参った


「とにかく、しらみつぶしに探して行くしか‥‥」


『探して行くしかねぇ』言いかけた時、俺たちの前に2人の男が出てきた。