家に帰ると既にごはんが出来ていて、レオと二人で食べた。
父親は居ない。
母親は居るが、昼と夜が逆転している生活を送っている。
もともと、1番目の父親と離婚して、2番目の父親の時に連れて来られたのが、レオだった。
その2番目の父親とも離婚したのだけど
ずっと家の中でもギクシャクして居て、あの頃は家にいる事が、ストレスだった。
いざ離婚の話しになると、話はすぐにまとまった。
私たちは離れたくないという理由で、話の分かる母親に着いていくことにしたのだ。
本当に離れなくて良かったとつくずく思う。
レオが居なかったら生きていけないし、あたしが居なきゃ、レオも生きていけないから。
「じゃオレ風呂入って来るわ。」
「はーい」
レオがお風呂に入っている間に食器洗っちゃおーっと。
食器を洗いながら、ふと自分の指を見た。特に手入れもしてなく、女の子っぽくないなぁ~と自分でも思う。
最後のお皿をすすぎ終えて、手を拭いた。
まだレオがお風呂に入っているので、マニュキュアを塗ることにした。
丁寧に塗り終わり、ふぅーっと乾かす。
うん、やっぱり淡いピンク可愛いっ
