真面目な後輩君



「だって愛美、
起こしたら俺のことグーで殴ってきたんだもん。」


「…まぢで!?」




奈智はもうすぐ行くとこだったらしく、すでにスーツを着ていた。


「愛美、はぃ、これ着て!」

寝ぼけ半分のあたしに奈智はスカートを渡し、あたしはのろのろとそれを履いた。