〈尋斗side〉

キャーかっこいい!あの人!
付き合いたい!キャーキャー

うるせぇーな…朝っぱらから
なんでいつもこうなるんだよ… はやく教室言って寝てぇーのによ…
「すいません…教室行きたいんでよけてもらえる?」
「す…すいません!あの…握手いいですか?」
握手?!…はぁー握手って俺は芸能人じゃねーし…
「尋斗ー!」
うるせぇー誰だよって朝からこんなうるさいのお前しかいないか
「すげぇー人だからお前だと思って来たらビンゴっ☆」

こいつは橋本浩太
俺の一番のダチ 中学が同じでけっこうなかがいい。
おでこの髪は髪はピンでとめていて元気なやつ。
女子にはもてるほうかな?
どーでもいいけど
「それより助けろよ、この人だかりー」
暑くて、香水臭いし最悪…
「尋斗はモテるな〜しょうがねーな…女子のみなさーん!尋斗君は具合が悪いようなので道をあけてくださーい!」
「うるせぇーな耳元で」
「あっめんご☆いいじゃん〜女子のみなさんは聞き分けがいいからほらね?」
浩太の指の方をみると
「すいません…皆道あけなよ!」
「サンキューな」
俺は笑顔で言うと
「キャーかっこいい!」
「スマイルさいこー!!」
「さすが尋斗だわ…おれ尊敬!」
「浩太…女子に紛れていうな」
「痛っ…デコピンはねぇーだろ」
俺は浩太にデコピンをしてから、教室に向かった
「って待てよ〜俺をおいてくな〜」