ガラッ


「あっ美憂おはよー」


いつものように春歌は元気に私に挨拶をしてくれる。今の私はそれだけで十分だった

席について周りを見回してももぅコソコソしてる人はいなかった


あの人たちがなんかやったんだろうなってすぐに私には分かった


全部私のためにやってくれてるのは知っていた。でも一度覚えた恐怖感はなかなか消えるものではなかった


「美憂ちゃん!おはよ」


裕希君が挨拶してきただけで体が強張っていた


『おっおはよ』


裕希君は私の反応を見て不安そうな顔つきで自分の席へ行った


怖がってるのバレてるよね……