結乃だけの不良王子様



強引にキッチンの前にある
机の椅子に座らせるママ。

廉の横に座るとママがカレー
を二つ持ってきて、自分のも
机に置いて席に座る。


「ご飯…くれるんですか?」


「あら、気にしないで♪遠慮せずに食べてね」

「ありがとうございます」


見た目は不良っぽいくせに
礼儀だけはちゃんとしているってギャップに惚れ直した。


カレーをきちんとキレイに食べた廉はごちそうさまと言い食器をキッチンに持ってく。


「あら、いいのよ~ゆっくりしてって♪」


「ママ、廉が来てご機嫌だから…」
ママの言う通りに食器をキッチンに置いて、また結乃の隣へ座った。


「廉くんイケメンだわ~♪駐車場にバイク停まってたから誰かと思ったら~彼氏だったなんて♪」

ママのテンションになんとか
ついていく廉は可愛い。


「初めて会って、ご飯まで…ありがとうございます…」


「いいのよ♪礼儀正しいわね~今日は泊まり?泊まるの?」



「嫌、さすがに、お邪魔だと…帰ります」


時計を見るともく9時を回っていた。

「ん~雨止まないね」
結乃がボソッと呟くとママが


「そうだった!雨よ雨、廉くん帰れないでしょ?泊まってって♪」