結乃だけの不良王子様



「ママに会う?」


「そりゃ…家に上がらしてもらってるし…でも、なんて言うか…」

どうやら、結乃達の関係に
ついてどう言えばいいか迷ってるみたいだった。


彼氏でもない。
ー友達以上恋人未満ー

今の自分たちはこの状態なんだろう。



「…………さらけ出して浮気相手ですって言うか!」



「ちょっとバカじゃん…結乃が浮気相手側じゃん!!!」

冗談っぽく言われたけど結乃
周りからしたら浮気相手なんだよね。


ショックで落ち込んだ顔をすると、廉は気づいてくれたみたいで


「ごめん、ごめん…嘘」


そう言って結乃の頭にポンと
手を置く。


「許さないよ~だっ」

結乃だって拗ねてやるんだ。
プイっと廉の方を向かず、反対
方面を向いた。



「チビちゃん」


無視。

「無視か…いい度胸してんな~」


と、結乃の顔を強引に廉の方へ
向ける。

「な…なに?」



チュー……………………





へ?????
何…今唇に……………


「俺からの無視した罰だ」


自分の指で唇をなぞる。
さっきの感触が忘れられない。