結乃だけの不良王子様



部屋に入る前に息を大きく
吸い込んだ…。

ママが居るって言ったら帰る
だろうな…

もう、ママのバカ!!!!
と心の中でつぶやく。


部屋に入ると廉は起きていた。
眠たそうに眩しそうに携帯を
つついている。



「やべ…7時だ」



「起きた?おはよう」


「おう、……………あぁ~眠みぃ」
一回起きた身体はまたベッド
にダイブされた。

「あんね、ママが帰ってきたみたい……………」


沈黙が続く。

「ふーん……………っえ!?お母さん?」


軽く流したみたいだけど…
ママが居るって知ってびっくり
している。

「どうすっか…男がいるって分かったら怒るよな…挨拶………でも友達で2人きりで居たのはマズイよな…くそ…やらかした…」


焦りながら独り言を言う廉を
見て結乃は笑いそうになった。


ママはそんな事で怒る人じゃないし、むしろ男の子が家にいて
嬉しいはず。