結乃だけの不良王子様



「結乃、チビじゃない!」


「俺からしたらチビだろ?」

頭をポンポンしてくる廉は
反則だよね。

「もぉ…デカちゃん」


「誰がデカちゃんだよ…」


「デカ廉ちゃんだね!」
少しからかってみたけど、
廉も恥ずかしいのか照れてん
のか…顔が笑っていた。


……初めて一条君から
廉って呼ぶようになって
少し距離縮まったかな?




「なぁ」



「うん…」



「あんま…男にチヤホヤされんなよ」



なんでこんな事言ってくるのかな?分かんない。


だって彼氏じゃないもん。



「廉も…彼女大切にしなきゃね」



嫌みっぽく言ってみたけど
返事は無かった。


すると、結乃の肩に廉の頭…


「えっ…」


「わりぃ、少しだけ…」

と、目を閉じてゆっくり
ため息をついた廉。