結乃だけの不良王子様



「ハチマキ…青だよぉ…ダッサイ」
美羽とミナが鏡を見ながら丁寧に
髪の毛をセットしている。

「おいで、結乃…やってあげる」


髪の毛をつつくのが好きなミナ
が手際よく結乃の髪の毛をセットする。


「学校1のモテ子ちゃんにはやっぱこれでしょ~」


「こんな髪型じゃ、男もメロメロだろ~よ」


「あっくん!?!!!」

美羽の声に驚く結乃。
結乃の髪型は緩く巻いてあって
高めの場所で2つ結び。

イメージはアニメキャラ…らしい。


美羽はポニーテールにミナは
横サイドに流してと、なんか
2人は大人っぽく見えるのに
結乃だけ子供みたい。



「結乃…実行委員だから先行くね~さみしいよぉ!!!」

1人だけ先に行って、みんな
と居れないのはさみしがりやの
結乃には辛いもの。


「一条君が居るから大丈夫だって~」

みんな、結乃が一条君といい
感じになってるって勘違い
してるみたい。


「ち…違うよ!」

誤解を解こうとしても
みんなは信じてくれない。

それより、体育祭に一条君と
蘭君は来ているのか分からない。

面倒くさい行事は大嫌いみたいだし…どうせいないだろうと
思いながら、校庭へ向かった。