結乃だけの不良王子様




「芳乃ちゃんだよね!どうしたの?」


「私の事知ってるの?良かったー!!結乃ちゃんとね、一回話して見たかったんだぁ」

話をすると案外話やすい気さく
な子だった。

「結乃も、芳乃ちゃんと話してみたかったんだ~」

芳乃ちゃんも嬉しそうに話を
弾ましてくれた。
2人が仲良くなるのにそんなに
時間はかからなかった。


そして、仲良くなってまだ
浅い関係なのに、芳乃ちゃんは
結乃にある深刻な悩みを相談
し始めた。


「あ、あのね、結乃ちゃんに言うのもなんなんだけど………」

後ろの方をチラチラ気まずそうに見ながら、大きい声が小さくなる。

下を向いて、言おうか言わまいか悩んでいる様子。

しばらく沈黙が続いてー…………。



「私ね、リョウ君に告白されたの…」


「えぇっ!?!!!!!」


「シーっ」

びっくりして声が大きくなっちゃった。周りの人もびっくりしてるし…………。

芳乃ちゃんに口を押さえられて
なんとか声を小さくする事が出来たけど…どういう事?