結乃だけの不良王子様



修学旅行当日は目覚めが
良かった。

不快な目覚ましの音も今日は
いつもと違う。
むしろ早く鳴って欲しかった。

「準備よし、携帯と…財布…あっ!充電器」

荷物確認を二回も三回も行って
制服に着替えて、集合時間まで
ゆっくりと過ごす。

「結乃、今日は空港まで送って行くね、マミも一緒に連れてく」

ママは滅多に休みもない
忙しい仕事をしているのに
結乃の見送りのためにわざわざ
休みをとってくれたみたい。

ママありがとう。



「じゃあ、ママ、行ってきます!」

「行ってきまぁす」

マミりんとママに行ってきます
の挨拶をして空港の中へ向かった。

ガラガラと重いキャリーバック
を転がしながら集合場所に
行くと、ほとんどの人が集まっていた。

マミりんと別れクラスの皆が
居る場所へ集まると、まだ
いつものメンバーは美羽しか
居なくて、美羽も結乃が来た
ことで笑顔で迎えてくれた。