ソファで凍弥が使ってたであろうブランケットに身を包み、二人を待つ。
暫くして、勢い良くドアが開いたと思ったら、真っ青な顔の凍弥が
「逃げろ。」
と言う
「え?」
何かをいいかけた凍弥の声は可愛らしい声によってかき消された。
「くうーーー♥♥」
え!?
くうって俺…!?
同時に俺の胸に倒れ込んできた叶愛。
「叶愛…?」
「温かい……」
小さく笑った叶愛はまた目を閉じて寝てしまった。
なにこの可愛い物体!!!!
たまに俺の胸で体制を変えて動く。
「逃げろって言ったのに」
「これなら大歓迎」
叶愛の頭を撫でながら答える。