「俺がベッドじゃなくていいよ!」
「えー…ダメだよ」
「なんで?」
ほっぺを膨らませてマグカップを両手で握る姿が可愛くて、立っていた俺は叶愛の横に座る。
あー…少し香ってくるシャンプーの匂いが鼻をくすぐる。
横顔も白い肌も長いまつげも全てから漂ってくる優しい雰囲気と甘い香りも全部が俺のツボ。
悶え死にさせたいのか、俺を。
「なんでって、空汰君風邪ひきそう」
「はぁ?」
何それ(笑)
「だって細いし」
いや、あなたよりはがっしりしてますよ。
「可愛いし」
どの口がいうんだ。
つかそれ理由?
「可愛いし」
2度目だよ。

