「空汰、ちょっといい?」
「え、うん」
凍弥に腕を引かれて隣の部屋に行く。
振り返ると不思議そうな顔の二人が座ってる。
「…えと、何?」
「叶愛の事好きなんだろ?」
「えぇぇ!?」
「好き?」
「うん…」
隠しても全て見破られてそう。
凍弥も叶愛のこと…好きなんだろうか。
「くく…なんか勘違いされてそうだから言うけど、叶愛は姉貴だから」
「うん…やっぱり…って、えぇぇ?」
「空汰面白いな」
「え? え? きょうだい!?」
パーツが似てると思った!!
きょうだいかぁぁ…。
「俺、空汰と叶愛が上手く行くように協力してやるから、ここ住んで? 2人はまだマシなんだけど1人厄介なストーカーがいるんだ」

